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睦月堂工房

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ぐいぐいジョーはもういない ★★★☆
 女子硬式野球を題材にした、良質の青春小説。全国大会決勝、完全試合達成まであと一人──というシーンから物語が始まり、バッテリーの少女二人の出会いにフィードバックして、女子野球部の軌跡をなぞりながら、また冒頭のシーンに回帰してゆくという構成が、実に読ませてくれます。冗談みたいな登場人物のネーミングセンス(*1)(狼主真梨威はさすがに…)がちょっと…と思う部分はあるものの、冒頭で試合の結末がどうなるのかがほぼ提示されているのに、それでもハラハラさせてくれるような、最後まで張り詰めた緊張感のあるお話だったなあ。
 群像ドラマめいた淡々とした雰囲気はあるものの(*2)、あくまで主体はバッテリーである羽紅衣と鶫子の物語。百合テイストもある作品なので、そのあたりが苦手な人には注意が必要な部分もありますが、野球小説として、青春ドラマとして、そしてガールミーツガールの物語として、なかなかに読み応えのある良作だったと思います。

(*1)巴せり(パセリ)、青磁(セージ)桐乃、狼主真梨威(ローズマリー)、淵東黛夢(andタイム)。
(*2)ただ少し淡々と物語が進みすぎるきらいはあって、例えば追田高校の面々が羽紅衣の故障に気づいて、揺さぶりをかけてくるような、それをバッテリーの二人があの手この手で躱していくような、そんなシーンがあっても良かったかなという気もします。ただ、そういう過剰なドラマチックさを省いた、1珠1珠の合間を拾っていくような筆運びが、この作品の独特の魅力に繋がっているとも思うので、これはこれで良いのかな。
| 本 ★★★★ | 20:39 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
変態王子と笑わない猫。 ★★★☆
 とある事情によって、本音がダダ洩れになってしまった男の子と、感情を表に出せなくなってしまった女の子と、建前でガチガチに身を固めた女の子と+1が織りなすドタバタラブコメ。物語として面白いというよりは、とにかく上記の設定を活かしたシチュエーションラブコメとして秀逸で、キャラの掛け合いに終始ニヤニヤのしっぱなしの一冊でした。そういう意味では、非常に「ラノベらしい」作品という気がします。筒隠も小豆梓もほんと可愛いな。カントク先生のラノベの挿絵を見るのも藤森くん以来ですかね。これまた可愛らしいキャラデザで何よりだと思います。
| 本 ★★★★ | 23:15 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark |
サクラダリセット(3) MEMORY in CHILDREN ★★★☆
 前巻からの引きの通り、今回は相馬菫を蘇らせるエピソードなのだけど、大半はケイや春埼の中学生時代を描いた、いわゆる過去編というべきお話。過去というと、ケイが管理局に対してクーデターめいた事件を引き起こした一連の経緯が気になるけど、今回はそこには触れられず、ケイと春埼、そして相馬の出会いと、春埼が自分の中に眠る感情を揺り起こす契機となったお話でした。まだこの頃は春埼の髪は長く、当然ながらケイに絶対の信頼を寄せてはいなかったんですね。そんな春埼が「とある出来事」を通して、少しずつケイに心を寄せていくさまが丁寧に描かれていたと思います。物語の最後で、未来視の少女・相馬の再生とともに次巻に引いてるわけですけど、ここからどういう展開へ繋げていくのかな。彼女も非常に複雑な事情を持ったキャラクターだと思うので(*1)、ケイや春埼の関係とともに、今後どう掘り下げられていくのか楽しみ。

(*1)アンドロイドは誰?という相馬菫の言葉は、けっきょくのところ未来の自分を指していたのかな。
| 本 ★★★★ | 22:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
末代まで! LAP3 心霊温泉トレイニング・キャンプ ★★★☆
 300ページ超にしっかりドラマを詰め込んだ末代まで!第3巻。ミヨちゃんとメリーさんのコンビ結成を賭けた老婆走を軸に、リサとリンのお話、ヨーコさんの過去といったさまざまなエピソードが散りばめられていて、実に読み応えがありました。その分、どこにフォーカスが当たっているのか曖昧な感じも受けるんですけど(三号がどことなく影が薄いのは最初からですかw)、ラブコメ的なシーンも随所にぬかりなく配置されていて、最後まで楽しく読めたのはポイント高いなと思います。あと、今回はちょっと肌色な描写が多かったのも特筆すべき点ではありますよね。ラストの老婆走もさることながら、リサの呪いで服を脱ぎだす羽目になったミヨちゃんのシーンがさりげなくも素晴らしかったと思います。惜しむらくは、なぜあのシーンにイラストがなかったのかと小一時間ry
| 本 ★★★★ | 23:36 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
"菜々子さん"の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕 ★★★☆
 本名を呼ばれると発作を起こしてしまう少女。ベッドの上で寝たきりの"僕"。その発端となった「3年前の事件」。まずそんな状況がごろっと投げ出され、事件への経緯を辿る「小学生時代」と「現在」を物語が行き来する青春ミステリ。菜々子さんと僕が安楽椅子探偵よろしく(同時に事件の当事者でもあるわけですが)3年前の時間を振り返り、推理の羽を広げていく物語なのかと思いきや、最後に語られる菜々子さんの真意が、なんともいえない情念に満ちていて、ちょっとゾクゾクしてしまいました。ある意味、このお話はすこし歪で純粋なラブストーリーでもあったのかな。中盤からの不思議な緊張感と、菜々子さんというヒロインの個性が強い印象を残してくれる良作だと思います。次回作も楽しみ。
| 本 ★★★★ | 23:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
東京皇帝☆北条恋歌(6) ★★★☆
竹井 10日
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 620
(2010-08-31)

 一斗の記憶喪失をめぐる前半のドタバタも非常に楽しくて良いのだけど(*1)、今巻はなんといっても後半の、一斗と東雲の淡い恋を描いたエピソードが素晴らしかったと思います。なにをおいても、一斗と東雲の置かれた状況、抱えた設定が、もう全力で泣かせにかかっていて、ベタながら実に良いのですよね。しっかっりした直球を投げれるからこそ変化球というのは生きてくるわけで(もちろんその逆も)、改めて竹井先生のストレートなよさ(*2)に感じ入った、切ないお話でした。
 今回もインパクトのあるシーンで次巻に引いてますが、そろそろクライマックスも近いのかな? という展開になってきましたね。(後書きからだと、そのあたりどう判断していいのかちょっと不明ですがw)衝撃的に次回に引こうとして、見事に巴につぶされた来珠が切ない。

(*1)兄の記憶がないのをいいことに、恋人ポジションにおさまろうとする夕鶴がすばらしい。
(*2)北条恋歌シリーズ自体、竹井作品の中ではどストレートな作品ではありますけど。

| 本 ★★★★ | 20:16 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
テルミー きみがやろうとしている事は ★★★☆
 修学旅行の生徒たちを乗せたバスが事故に遭い、唯一生き残った少女が主人公とともに死んでしまったクラスメート24人の最後の願いをかなえていく、そんなお話。…そう書くと、どれだけ鍵作品というか麻枝准リスペクトなんだよという感じがしなくもないですが、読み終えてみれば、さすが「超人間・岩村」の書き手だけあって、どこか淡々とした文体の中に切なさをにじませる良作でした。
 次々とスポットが当たるクラスメートそれぞれの「願い」は断片的で、文量のウェイトも等分ではなく(*1)、しかも恋人や親友といった主人公に深く関わるクラスメートの願いが、序盤の早い段階で叶えられ、成仏(?)してゆくので、構成的に「あれ?」と思う部分も目につくお話ではありました。ただそれ以上に、作品全体に流れる静謐な雰囲気と、登場人物たちのたしかな情感が、独特の文体とあいまって、そっと胸に迫ってくるような物語だったと思います。輝美は良いとして、もう一方の軸となる主人公のキャラがちょっと弱いせいもあって(もしかすると意図的に?)どこか群像ドラマめいた感じも受けるんですが、それが逆に作品の雰囲気に上手く合っている気もするのですよね。
 なにはともあれ続きが楽しみ。超人間・岩村も、この勢いで新刊が出てくれれば良いんだけどなあ。

(*1)すぐに叶う願いもあったり、後半まるまる使うような長めのエピソードもあったり。
| 本 ★★★★ | 20:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ナツユメナギサ 〜NOSTALGIE〜 ★★★☆
 グリーングリーンやCARNIVALの例をあげるまでもなく、原作ライター自身が手がけるノベライズには良作が多い印象があるのですが、この小説版ナツユメナギサも、しっかりとした読み応えのある良質なノベライズだったと思います。単純な本編の焼き直しではなく、また違った切り口から世界観をもう一段掘り下げてくれているのがなによりポイントが高いと思うし、本編ではついぞ出会うことのなかった、歩と羊が渚をめぐって牽制しあうようなニヤニヤもののシチュエーションをはじめ、ヒロイン大集合のファンディスクめいたコミカルな展開で存分に楽しませてくれたのは、ほんと素晴らしいと思います。それでいて、あのナツユメ独特の儚い雰囲気にしっかりと回帰し、もうひとつの結末に向けて物語が収束していくあたりは、読んでいてジワジワと来るものがあったなあ。このあたりのバランスは絶妙だと思います。
 NOSTALGIEというサブタイトルがしめすように、ナツユメの原点に触れるような物語ではあるものの、世界観に対する明確なアンサーはないまま(*1)(本編における「ユメ」は、ごく限られたコミュニティ内における共有夢みたいなものを想像していたんですが、このノベライズからすると、もっと大きなスケールを感じさせますね)、幕は下りていますが、そのことがまた、この作品の味わい深い余韻に繋がっているんでしょうね。本編もそうですが、読み終えた後、無性に誰かと作品について話したくなってしまう、そんなノベライズだったと思います。

(*1)想像の種は数多くばらまいてくれていますが。
| 本 ★★★★ | 21:04 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ケモノガリ(2) ★★★☆
 1巻に比べて登場人物も絞られて、お話の自由度も高くなったせいか、より読みやすく、エンタメ性が増した気がするケモノガリ第2巻。3人の娯楽提供者との戦いがそれぞれあっという間についてしまうあたりは、アクション小説としてちょっともったいない感じもしますが(舞踏蜘蛛との戦いなんか特に)、今回の構成を考えると、それも致し方ない部分はあるかな。シャーリーのとある台詞を伏線に、最後にどんでん返しはあるだろうと想像はしてたんですが、ちょっと予想の上をいかれた感じです。299Pのイラストのインパクトには、正直吹かざるをえないw
 加えて、今回は物語の雰囲気をスポイルしない程度に、ラブコメ描写が散りばめられていたのが良かったと思います。簡潔に書くと、グレタかわいいよry
| 本 ★★★★ | 16:50 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
電波女と青春男(5) ★★★☆
入間 人間
アスキーメディアワークス
¥ 578
(2010-06-10)

 電波青春もはや5冊目。巻を重ねても、にわ君の周囲を彩る3人娘の魅力はほんとブレないですね。(女々さんも別の意味でブレてないのがまた…w)にわ君を挟んで牽制しあいながらも、友達同士のじゃれあいという雰囲気も漂いだしてきたエリオとリュウシさんも、そんな2人に比べて一歩引いた立場ながら、要所で存在感を見せる前川さんも、相変わらずそれぞれの魅力に溢れていて、素晴らしいなと思います。青春ポイントもそりゃ青天井に溜まりまくりますよね。
 今回特に可愛かったのは(いつも可愛いですが)やっぱりリュウシさん。「藤和さんをそうやってずーっとくっつけてると、にわ君の背中があせもだらけになって、かぶれてカユイカユイになっちゃうと思います」のシーンの可愛さといったらもう。それに対するエリオの反応含めて、頬が笑みくずれそうになるのを抑えられないシーンがその後もてんこ盛りでした。なんか頭悪い感想になってますけど、今回はエピソードの流れ以上に、ほんと3人娘の可愛さが際立っていたと思うので、こんな感じで良いんじゃないかなw 後はどういう結末に物語が導かれていたのか、というところですけど、「せーしゅん女になる」とにわ君に宣言したエリオの台詞が、彼女にとっては大きな一歩であり、物語にとっては終幕へのカウントダウンになっているようにも取れて、いろいろと想いをきたすものがありますね。何事もなかったようにしれっと戻ってきた「あの人」の動向も含めて、人間関係が今後どう動いていくのか、ちょっとドキドキしながら続きを待とうと思います。

| 本 ★★★★ | 19:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |