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睦月堂工房

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この青空に約束を─(戯画) ★★★★
pict

http://www.web-giga.com/

 終わってしまったなあ、というのが正直な感想。とにかく大量の楽しさ、優しさ、切なさ、それに青くささがギュッと濃縮した作品であることはたしかで、けっこうつつきたい重箱の隅も多いんだけど、そんな気持ちよりまず良かったなあ、という思いが先に立ってしまう、そんなお話でした。OPムービー冒頭のAdolescence(思春期)という言葉が示すように、あの不思議なくらいきらきら輝いていた少年少女時代の青春(恋であり、また仲間たちとの絆であり──)そのものが、この作品のいちばん大きなテーマなのだろうね。ショコラやパルフェより(建前上はともかく)キャラクターの年齢層が引き下げられて、おそらく意図的に「青くさい台詞」や「気恥ずかしいイベント」が増え、しゃれた部分よりシーン全体のむず痒さが向上したのも、そのあたりに起因しているのではないかと思います。
 いみじくも凛奈シナリオで航が海己をピーターパンと評し、つぐみ寮をネバーランドと評したように、航、海己、静、凛奈──母親が乳母車から手を離してしまった子供たち──はピーターやトゥートゥルズだったと思うし、宮や奈緒子やさえちゃんはウェンディだったと思う。(個人的に凛奈はやっぱりウェンディよりピーターやトゥートゥルズだと思う)郷愁の程度の差こそあれ、多分、ネバーランドだったと思える場所が誰にでもあったと思うのだけど、永遠に続くのだと思っていたその場所での時間も、いつか終わりが来ることを「今の自分」たちは知っている。そんな昔をほんの少しでも重ね合わせて(あるいはこんな少年時代を送りたかった、という夢想でもいい)しまうからこそ、この青にはショコラやパルフェとは違ったタイプの魅力があったのだと思います。
 そしてそんな青くさいテイストを、あくまでエロゲらしく、丸戸作品らしく、エンターテイメントとして楽しく楽しく膨らませてくれた手腕は、やっぱりさすがだよなあ。各ヒロインをクリアしていくごとに少しずつ広がっていく作品世界、もう一度プレイしなおしてみることで見えてくるキャラクターの側面、嫌味にならないくらいの匙加減で散りばめられたパロディ、尖った部分はないかもしれないけど、エロゲとはこうあるべき、を地で行った良作だったと思います。年を食ってしまったせいか、感動、というよりは微笑ましさやほろ苦さの方が、気持ちとしてはまず先に立ってしまうけれど、素直に良かった、と思える物語であり、キャラクターたちだったと思います。ヒロインによってシナリオのウェイトにばらつきがあったり、いくらなんでも気恥ずかしすぎるだろうこれは、というくらい青くさいイベントもあったり、一部CVが個人的にはちょっと…と気になる点もあるにはありますが、「早く先に進みたいのに、でも終わらせたくない」、久しぶりにそんなジレンマを抱えてしまった作品でした。(その気持ちって、本当に良作であることのいちばんの証だと思う)
 ああ、とにかく本当に、終わってしまったなあ。茜エンドを終えて、布団に転がって余韻に浸りながら、フック船長がピーターの剣に斃れる寸前の、二人の最後の会話を思い出したりしてしまいました。

「Pang,who are you?(パン、一体お前は何者だ?」
「I'm youth and joy!(僕は、若さと喜びのかたまりだ!)」

 ありきたりな表現だけど、青春ってやっぱり素晴らしいなあ。つぐみ寮よ永遠なれ。
| ゲーム ★★★★ | 22:23 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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